菅氏は2日午前、国会内で記者団から「代表選に出馬するのか」と問われたが、無言で車に乗り込み、国会を後にした。
複数の閣僚や党幹部らからは「菅氏が出る。緊急事態だから、副総理が昇格するのが自然だ」との声が出ている。菅氏が出馬すれば、代表選で勝利する可能性が高い。
菅氏の対抗馬としては、前原誠司国土交通相(48)、仙谷由人国家戦略相(64)、枝野幸男行政刷新相(46)、岡田克也外相(56)らの名前が取りざたされている。
党内の関心は、「次期代表=次期首相」とともに、小沢氏が党の「最高実力者」の立場を維持するかどうかにも向いている。
鳩山首相は退陣表明で小沢氏に幹事長辞職を求めた理由として「クリーンな民主党を作る」ことを挙げたため、「ポスト鳩山体制」で、小沢氏が改めて幹事長に再任されることは困難とみられる。党内には小沢氏の選挙の手腕を高く評価する声があることから、参院選の責任者に就く可能性もある。
小沢氏と距離を置く中堅議員は、「(菅氏の)横滑りでは民主党らしくない。菅氏が小沢さんと組むなら、支持できない」と明言。菅氏が党内最大勢力の小沢グループと連携する場合、代表選で対抗馬を擁立する可能性に言及した。
ただ、4日の代表選まで時間的な余裕がなく、勝利の見込みも立ちにくいため、対抗馬が実際に出るかどうかは不透明だ。
代表選は、党員・サポーターによる正式な代表選ではなく、国会開会中の緊急事態として、党所属の衆参国会議員全員による両院議員総会での投票で行う。次期代表の任期は、鳩山首相の任期である今年9月末までとなる。
民主党は今国会の会期を予定通り6月16日で閉じる方針であることから、新体制で「6月24日公示、7月11日投開票」の参院選に臨むことになる。
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